優れた技術を輸出するようになった日本

優れた技術を輸出するようになった日本

中学校や高校に通っているころ、歴史の授業で習った世界四大文明ですが、どの国の辺りで興ったものだったか覚えていますか?その四つとは、メソポタミア、エジプト、インダス、黄河文明のことですが、いずれも大河を中心に生まれたもので、別名、四大河文明とも呼ばれています。

ここでいう大河とは、日本人には想像もつかないのですが、対岸が見えないほど大規模です。

日本に一番かかわりが深いのは、中国にある黄河ですが、春になると、風が黄砂を吹上げ、九州の空を薄く曇らせる日もあります。

とても遠いところに思える中国は、意外と身近な存在なのです。

国家規模で本格的な日中貿易がはじまったのは、平清盛の頃、12世紀半ばとされています。

これをきっかけにして、中国からもたらされたさまざまな文化は、日本を大きく変貌させました。

その意味で、平清盛は偉大な功績を遺したと言えます。

最初は、中国の進んだ文明を、スポンジのように吸収してきた日本ですが、時を経るに従い、日中貿易の様相は逆転し、今や、物作りに優れた技術大国として、中国にそのノウハウを輸出するまでになりました。

中国人にも好まれる日本生まれのカレー

日本人が大好きなカレーライスは、もともとはインド料理から生まれたものです。

しかし、インド料理店で食べるインドカレーと、日本のレストランで食べるカレーとは、味、色、食べ方などが微妙に違っています。

日本人は、アレンジが得意なので、他国料理を日本好みの味に変えてしまったのです。

今、日本生まれのカレーが、中国で大人気となっています。

もちろん、中国で食べられるカレーは、中華料理のスパイスの風味を強くするなどして、中国人好みの味付けになっています。

味以外に、好まれるもう一つの理由として、カレーの色があります。

中国では、黄色は光明の色とされ、国旗や高貴な身分の人の衣装に使われてきました。

中国人にとって、黄色はめでたい色なのです。

日本の25倍の面積を持つ中国には豊富な資源があります。

かたや国土が狭い日本には、それらを加工する優れた技術があります。

日中貿易を開始

たかがカレーの話ではなく、これからの日中貿易が円滑に行われるために、なくてはならない優れた日本の力を示すエピソードなのです。

日中貿易は、そのような両国の力の均衡で成り立っているのです。